祠
祠(ほこら)は、神や霊を祀るための小さな建造物。「ほくら」(神庫)から転じた語とされる。
概要
社殿を構えない小規模な祭祀場を指す。石造、木造のほか、自然石をそのまま囲っただけのものも存在する。内部に納めるのは神体とされる石、木札、器などで、外部から視認できないように閉ざすのが通例である。
祀る対象は、土地の神、水の神、行き倒れた者、由来不詳のものなど多岐にわたる。何を祀っているか分からなくなったまま儀礼だけが継続している場所も少なくない。
祠を壊すと
祠を損壊したり移設したりしたことによる祟りの記録は各地に残る。大半は病気や凶事の形で語られる。
これとは別に、住処を失ったものが外へ出るという伝承がある。祠を祭祀の場ではなく、内部のものを閉じ込めておく檻と捉える見解であり、この観点において祠は封じの器であり「宿」となる。ヤドヌケ はこの系統の伝承に属する[要出典]。
破損させた場合は、まず元の位置へ戻して詫びるのが作法とされる。新造や修復を行うのは詫びを済ませた後である。