縒り仏
縒り仏(よりぼとけ)は、2012年8月11日深夜から12日未明にかけて、匿名掲示板のオカルト板に立てられたスレッド「【実況】乗り換えで歩いてたら変な道に入って出られない」に登場する名称。投稿者が道端の石像の台座から読み取った刻字「縒リ仏ノミチビキ」に基づく。実在の民間伝承や文献には確認されていない[要出典]。
経過
- 8月11日 23時12分、「ネタだと思われてもいいので書きます」と前置きして書き込みが始まる。投稿者のコテハンは「たじま」。位置情報は伏せられている
- 乗り換えの駅まで、普段は徒歩5分の道。商店街を抜けて近道の路地に入った際、前方に人影が立っていたため、避けるように横道へ入った。以降、見覚えのない道が続く
- 地図アプリに現在地の道が表示されず、GPSの青い点は商店街の位置で静止したままとなる。通行人は一人もおらず、灯りの点いた民家もない
- スマートフォンのカメラを起動しても画面が真っ黒になり、シャッターが切れない。駅にいた時点では正常に動作していたという
- 23時46分、固定ハンドルネーム「物部冬玄」が「すごくまずい」と投稿。「いきなり死んでいないということは何かしらのルールがあるはずだ」と書き、周辺の手がかりを探すよう指示する
- 23時58分、倒壊した民家の前に石像(地蔵)を発見したと報告。台座に「縒リ仏ノミチビキ」と読める文字が刻まれている(「縒」の字は判別に自信がないと投稿者)。スレッドの閲覧者が検索を試みるが「ヒットしない」と返答する
- 地蔵の背面に放射状の線が6本刻まれている。物部冬玄は「6本の……後光、阿弥陀、六道…」と書き込み、「少し資料をあたる 動くなよ」と言い残して離脱する
- 0時27分、「ちょっとこの家怖すぎて」と書き、指示に反して歩き出す。角に差し掛かるが、どちらへ曲がったかについては「適当です」と返答。バッテリー残量は40%
- 0時50分、「白い光が見えます」。光の中に家があり、玄関が開いて中に人が立っている。「手招きしてます」と報告
- 0時59分、「すみません ありがとうございました 帰ります」の投稿を最後に消息を絶つ
- 1時36分、物部冬玄がスレッドに復帰するが、投稿者はすでに不在。「遅かったか」とだけ書き残し、調査内容の詳細は明かさなかった
- 以降、投稿者からの書き込みは途絶えた。スレッドは2013年2月まで断続的な書き込みが続いた後、dat落ちした
表記
台座の刻字は「縒リ仏ノミチビキ」であり、投稿者は「上が漢字で下がカタカナ」と描写している。本項では「縒り仏」と表記する。「縒」は糸を縒り合わせる意味の字で、別表記として「より仏」「ヨリボトケ」とする例も見られる。
検証
場所が明かされていないため、該当する駅および商店街の特定には至っていない。「縒リ仏ノミチビキ」「縒り仏」の語句は、当時のスレッド内外を含め検索にヒットしない[要出典]。
投稿時刻の間隔は数分単位であり、歩行中の実況として時間的な矛盾はない。きさらぎ駅 と同様、最初から創作された怪談であるとする見解もある。
物部冬玄は該当の掲示板に以前から出入りしていたコテハンで、陰陽師を名乗る個人ブログを運営している。スレッド内で「資料をあたる」と告げて離脱した後、何を調べたのかについては公表していない。