異界駅
異界駅(いかいえき)は、鉄道路線の現行ダイヤや地図上に存在しない架空の駅へ到達したとする一連のネット怪談の総称。2004年の きさらぎ駅 を嚆矢とし、以降に派生した類似エピソードを一括して指す。
名称
まとめサイトの運営側が2006年前後から分類用タグとして定着させた呼称であり[要出典]、体験談の本文中に「異界駅」の語が出現することは稀である。語り手は「知らない駅」「変な駅」と表現する。
主な例
- 2004年1月8日、きさらぎ駅。静岡県の新浜松駅から乗車。翌未明3時44分の投稿を最後に途絶
- 2005年、月の宮駅。改札口が左右に2つ存在し、いずれを出ても同一のホームへ戻るとされる[要出典]
- 2008年、かたす駅。駅名標の文字が歪んで判読不能であり、撮影した写真が白飛びする現象が報告される
- やみ駅。走行中の車内灯が前方から1両ずつ消灯していく展開。初出年代は不詳
型
- 乗車時間の異常な延長。通常5分の区間において20分以上停車しない
- 無人駅への降車。時刻表および駅名標が存在しない、あるいは判読不能である
- 通信機器の接続。家族や警察への通話は成立するが、現在地の特定が不発に終わる
- 匿名の親切な第三者による車両送迎の申し出
- 送迎車の進行に伴う通信の永久途絶
基本プロットは2004年のきさらぎ駅の時点で完成しており、以降の派生作品は駅名・運行路線・時間帯を置き換える形で量産された。2008年以降は、異界駅から生還したとする脱出譚の比率も増加した[要出典]。
民俗との対応
道が交わる地点を境界と捉える 辻 の観念との関連が指摘される。駅もまた行き先を選択する分岐点であり、通過の手順を誤った者が他界へ迷脱するという現代的な境界侵犯の形態をとる。ただし古典的な民俗誌において、近代的な鉄道交通と直結する同型の伝承は確認されていない[要出典]。