八尺様
八尺様(はっしゃくさま)は、2008年8月に匿名掲示板へ投稿された体験談に登場する女性の姿をした怪異。身長が8尺(約240cm)に達することからこの名がある。
発祥
オカルト板の怪談スレッドに、祖父母の家へ帰省した男子高校生の視点で投稿された。投稿は3日間かけて分割して行われた。舞台となる集落の所在地は明記されず、北関東または東北地方を示唆する描写にとどまる。
経過
- 昼間、庭の塀の向こう側に白いワンピースを着て帽子を被った女が立っているのを目撃する。塀の高さは約2メートルあり、女の胸から上が塀越しに見えている
- 女が「ぽぽぽ」と奇妙な声を漏らす。祖父にこの出来事を伝えると態度を急変させ、即日近隣の老人4名が集められる
- 投稿者は仏間に隔離され、四隅に盛り塩、襖に護符、枕元に数珠と御守を配置された上で、翌朝まで部屋から出ることを禁じられる
- 深夜、仏間の戸を叩く音とともに「ぽぽぽ」という声が響く。祖父の声で呼びかけられるが、事前に「返事をするな」と厳命されていたため沈黙を守る
- 明け方に物音が止む。午前7時、親族が手配したワンボックスカーに乗せられ、窓を見ないよう指示された状態で県境を脱出する
- 以後10年近くその土地への立ち入りを禁じられ、祖父の葬儀にも参列を許されなかった
検証
集落の境界に設置された地蔵4体のうち、1体が事前に倒壊していたことが文中に記されている[要出典]。しかし倒れた地蔵を修復した記録はなく、結界が破壊された経緯も明かされていない。また「8尺」という寸法も、塀の高さとの比率から算定すると物理的な数値と合致しない。
派生
2009年頃からイラスト投稿サイトを中心に視覚化され、怪談本文より先に画像として知名度を獲得した。2010年には音声化およびコミカライズが行われている[要出典]。長身の女性が子供を連れ去る怪異の類型は各地の伝承にも存在し、民間信仰との関連性が議論されている。